伝統行事・イベント

戸破加茂者武者行列

戸破加茂社の武者行列の始まりは、寛政13年(1801)にあると伝わっている。
この年には、戸破加茂社の御神輿の新調があり、これを機に祭の日の行事・お旅所での路頭の儀に渡御(ときょう)する御神輿に供奉(ぐぶ)するために創始された。

武者は、18歳に達したものが、甲冑(かっちゅう)を身に纏い相勤め、そのお供の稚児は5歳になったものが勤め、光栄なこととした。他の若連中は羽織紋付・袴の正装でお供し、戸破地内を一巡した。

今、春季祭礼の御神輿渡御に供奉している武者行列は、一時途絶えていたものを必要な甲冑や道具を新たに誂え、または補修して復興した。

現在、供奉している袰武者(ほろむしゃ)は、扮装した子供が乗馬する左大臣・右大臣(中町・茶屋町)・甲冑を身に纏った 源義経(荒町)・足利尊氏(乗舟町・木舟町)・楠正成(西楠町・鍛冶屋橋・末永町・北手崎)である。

鏝絵と下条川千本桜まつり

大正期の下条川の改修完成を祝って地元の青年団が千本の桜を植樹して、下条川は、両岸にソメイヨシノが咲き乱れる桜の名所として名を馳せていたのであったが、
昭和の改修によって伐採せざる得なかった。
以前のような桜の名勝として甦るよう、昭和62年から市街地を中心にソメイヨシノが両岸に植樹された。

今では、また桜の名勝として名を成すこととなり、平成26年から”鏝絵と下条川千本桜まつり”として花見に訪れる人々に賑わいを造りだしている。

旧北陸道アートin小杉

平成14年に、県内9地区で行われた「まちなみアートリレーinとやま」として始まった。
その後、地元住民や商工会からなる実行委員会が中心となって、旧北陸道沿いの古い町並みを舞台に、地域の歴史・文化を紹介し、まちの賑わいを創出と活性化を図るためのイベントに成長した。
近年では、地域の伝統技術である左官技術や鏝絵制作体験を取り入れたり、古民家や庭園の開放など特色のある活動となっている。

ツゥインクルナイトin小杉

毎年12月、あいの風鉄道小杉駅前や駅南広場、下条川河川公園、花見橋等に数万個の電飾が施される。
澄んだ夜空の下、雪化粧とともに幻想的でロマンチックなイルミネーションが夜空を彩り、多くの人の目を楽しませている。
観光資源の少ない、モデル地域における冬場の重要なにぎわい創出のイベントとして定着している。