竹内源造記念館

竹内源造記念館(国登録有形文化財)

昭和9年(1936)に、旧小杉町役場庁舎として建てられました。東京大学安田講堂を模した正面玄関の車寄せを中心に、左右対称の建物構成となっており、威風堂々とした当時の洋風役場建築の姿を今に伝えています。玄関上部のアカンサス模様や二階旧議場の鳳凰漆喰彫刻は、竹内源造の作であり、左官技術を駆使した建物各部の意匠は、左官業が発展した小杉ならではの造りといえます。
 館内には、竹内源造・父勘吉の鏝絵作品や、源造が使用していた鏝などの資料を展示しています。一階にある全長17mにおよぶ巨大な鏝絵「双龍」は、砺波市の旧家土蔵から移設した竹内源造の代表作です。

施設のご利用案内

 ● 開館時間:午前9時~午後5時
     (入館は午後4時30分まで)
 ● 休 館 日:月曜日
     (月曜日が祝日の場合はその火曜日)
     12月28日~1月3日      
 ● 観 覧 料:無料

 ● 交通案内:北陸本線小杉駅から徒歩10分
      北陸自動車道小杉I.Cから車で15分
 ● 住所:〒939-0351 富山県射水市戸破2289
 ● TEL・FAX 0766(55)3288

施設内の見取り図

①交流室
  全長17mの巨大な鏝絵「双龍」を展示。観光情報コーナー、休憩スペースを備えています。

②鏝絵体験室
  手軽なものから本格的な鏝絵まで、本物の漆喰を使った鏝絵の制作を体験できます。

③第一展示室
  小杉が生んだ鏝絵の名匠「竹内源造」の作品通じて、小杉左官の歴史や鏝絵について学ぶことができます。

④第二展示室
  鏝絵や左官を中心とした様々な企画展示を開催します。

鏝絵体験教室

竹内源造記念館では、年間を通じて、鏝絵の制作や「光るシックイボール」「型抜き鏝絵」など、漆喰や聚楽(壁材の土)を使った体験教室を開催しており、手軽で楽しい左官技術の体験ができます(詳しくは竹内源造記念館までお問い合わせください)。